初めまして!feudalcornです!

自己紹介:

生まれはベネズエラ、日本でその後数年過ごし、次はチリへ行き小学一年生までインターナショナルスクールにいました。それ以降中学二年生まで日本で普通の学校に通っていました。高校入学時まで一年間英語の準備ができるタイミングでチリのインターに戻り、IBディプロマ取得、高校卒業を経て今はノースウェスタンにいます。

ノースウェスタン大学を志望した理由:

  • 授業が英語 

将来海外で働きたくなった場合、高校レベルの英語では物足りないと感じたので英語で学べる環境がまず必須条件でした。 

  • 社会科学の教育レベルとネットワーク

経済を専攻するつもりでアプライしたため、社会科学の評判はかなり重視しました。多数のノーベル賞受賞者を生み出してる経済学部やケロッグ経営大学院で授業を受けて人脈を広げるという夢のような生活を手にしたいと常日頃から願っていました。

  • ロケーション

インターンの機会が豊富なシカゴへのアクセスは非常に大事でした。近いけど近すぎないという絶妙な距離のため、普段は自然溢れるキャンパスでリラックスできることを想像していました。

  • キャンパス

チリの盆地に住んでいたので水のそばに住みたいと思っていました。(今では山が恋しいですが。)それに加えてノースウェスタンはキャンパスを見渡しても紫、水色、緑とすべて僕の好みの色で溢れていました。

  • コミュニティー

当時の現役生の話を聞く限り、勉強、ソーシャルライフ、スポーツ、キャリア形成のバランスが物凄くよく取れている印象が強かったです。

元々navianceと言うサイトの大学診断でノースウェスタンとUCバークレーが99%マッチだったところから始まりましたが、調べれば調べるほどノースウェスタンに行きたいと思うようになっていました。他の海外大学ももちろん視野に入れていましたが、結局これらすべての条件が揃ったのはノースウェスタンだけでした。ただ一つ心配だったのはソーシャルライフでした。日本人としてチリにいきなり行って溶け込むのが難しかったので、そういった面では日本に帰ったほうが楽だと認識してました。全カリキュラム英語で行われる日本のプログラムもいくつか検討しましたが、チリのインターではアメリカ人の友達が多かったこともあって最終的にはEarly Decisionでアプライしました。

実際大学生活を送ってみて:

今のところ勉強、ソーシャルライフ、スポーツ、キャリア形成の全てが想像していた以上に充実していてとても満足しています。大学の対応が何に関してもとても手厚いため、「この大学はなんでもあるなぁ」と思わせられる日々を過ごしています。詳しくはこれから投稿していくのでお楽しみに。

【授業紹介】1年目 冬学期

お久しぶりです!先週は氷点下以下の日が多かった中、今日は気温が12度までに上がり、春の気配を感じる頃となってきました。

朝早く起きるとこんな美しい風景が待っています。ただ、湖の水はとても冷たいので要注意です(経験談)

さて、もう二学期の8週目に入ったので、そろそろ今学期履修している授業の紹介をしたいと思います:

MATH (ES_APPM) 252-2: Honors Calculus for Engineers

工学部の学生用のMATH 228-2とWeinbergの学生用のMATH 230-1と基本的に同じ内容(重積分、ベクトル解析)を学習しますが、授業の進み方やペースが少し違ったりします。主な違いは、MATH 252-2はApplied Mathematics(応用数学科)の学部が担当していて、工学や物理、化学、経済、生物学などの様々な分野で現れる問題にどのように現在学んでいる数学が役立っているかに重きが置かれている点でしょう。授業で紹介される例としては、工学部の学生なら比較的馴染みがある慣性モーメント(Moment of Inertia)の計算や逆二乗の法則(Inverse Square Law)から、数多くの積分を必要とする統計学の問題(選挙の結果の予想)やMRIへの応用などがあり、非常に興味深いです。

少人数制の授業なのでクラスの雰囲気もとても良く、質問したり問題の解き方を相談しやすい環境になっています。また、教授はTeaching Awardの受賞者で、教え方が非常に丁寧です。Office Hoursに行くと学部時代に工学部から応用数学に進んだ理由を話してくれたり、新しい内容を教えてくれることもあり、数日前に行った時はQuantum Mechanics(量子力学)の本を貸してくれました。応用数学科で学部生向けの研究機会が新しく開くと、クラス全員にリンクを送ってくれたりもします。

今学期取っている授業の中で一番気に入っています。

GEN_ENG 205-2: Engineering Analysis II (Statics and Dynamics)

どの国の大学でも理系専攻なら教養課程で必ず学ぶ物理学の授業です。NorthwesternではGeneral Physics(一般物理学:力学、電磁気学、波動・量子力学)の授業が5種類あります:

Physics 125: ISP (Integrated Science Program)の学生用

Physics 130: 微積を用いない物理学(主に医学部志望の学生用)

Physics 135:微分積分を用いる物理学。工学部や物理、化学専攻などの学生用。

Physics 140: 物理専攻用

Engineering Analysis IIは Physics 135-1(力学)の工学部版で、同じような内容を扱うものの、例題がより工学向けになっているのが特徴です。また、プログラミングや線形代数が前提知識となっています。McCormick School of Engineering全員が履修するEngineering Analysis Sequenceの2つ目です。

工学部全員が履修しなければならないEngineering Analysis IIではStaticsとDynamics(静力学と動力学)を学びます。Staticsでは、静止している物体や系を扱い、構造力学に似ております。また、工学部向けの授業なので、物理学の授業での例題は抽象的なものが多い一方、Statics and Dynamicsではエンジニアとして実際直面するような例題が多く用意されています。例えば、色んな種類の支持(supports)や梁について学び、橋などの各部材に働いている力を求める問題などがあります。高校の物理の授業は抽象的な問題を扱うことが多かったので、導出した数式に複雑な値を代入し、計算機で最終計算をするのは新鮮で慣れるのに時間がかかりました。ただ、実用的な例題が多いため、最近街を歩いて屋根などの構造を見かけると、「あ、例題にあった構造だ!」と気付くことが多く、中々面白いです。

上:Staticsの基本問題としてよく出題されるようなトラス(truss)。トラスの各部材(member)に生じる軸力(axial force)を全て求める場合、節点法(method of joints)を使い、特定の部材の軸力のみが必要な場合は切断法(method of sections)が便利になってきます。トラスの問題は図が矢印だらけになり、計算がやや多いですが、何か現実味があって面白いです。日本の大学の建築学科の学生が履修する構造力学と扱っている範囲が似ているようです。

一方で、学期の後半で学ぶDynamicsでは、名前の通り、物体の運動を扱います。McCormick(工学部)の学生のほとんどは高校で物理(アメリカの高校生の場合はAP Physics C)を既に学んでいるため、物理の基本問題の解き方より、その解き方が有効な理由や、問題文から読み取った微分方程式の解き方が扱われます。また、高校の物理では、(剛体の運動以外では)箱のような物体を書いていても実は体積が微小で計算上無視できる質点(point mass)を扱っている場合が多いですが、例えばニュートンの第二法則\mathbf{f}= \frac{d}{dt}(m\mathbf{v})を任意の形をしている物体(任意のN\in\mathbb{N}個の質点からなる質点系)にどう適用できるかなどが範囲に入ります。高校物理で学んだ力学の公式も拡張されます。例えば、曲線運動では、ベクトル(例えば接線方向単位ベクトル(unit tangent)\hat{e_{t}}, 法線方向単位ベクトル(unit normal)\hat{e_{n}}など)を用いてより一般的な2次元の運動を表現する方法を使い、色んな問題を解きます。Dynamicsの方がStaticsに比べてやや高度な数学が使われている印象です。例えば、多くのMcCormickの学生が取る一学期のMath 228-1で学ぶような偏微分・フレネ・セレの公式や、二学期のMath 228-2で学習するベクトル解析の手法が大事になってきます。一応微分方程式(GEN ENG 205-4: Engineering Analysis IVやMATH 250: Elementary Differential Equations)はPrerequisiteになってないものの、基本的な微分方程式の解法(EA2では主に変数分離形や、振動を伴う場合定数係数の2階同次線形微分方程式など)の知識が便利になってきます。もちろん、一変数関数の微分積分の知識も基本的な操作で頻繁に使われるので、素早く計算ができるよう、復習も役立ちます。

DSGN 106-1 + ENGLISH 106-1: Design Thinking and Communication I + Writing in Special Contexts

Northwesternの工学部の特徴の一つは、工学部の1年生全員にデザイン思考とコミュニケーションを履修させることです。Design Thinking and Communicationでは、講義でデザイン思考や実際エンジニアとして社会に出た時に必要な知識や技術を学びながら、実際のクライエントとマッチングされて、クライエント側の要望に応えられるような商品を作ります。そのために、Ford Motor Design Centerの地下にある機械工作用の道具や機械の使い方を学び、実習を通して技術力を育てます。

1年目にこのような授業を履修させられる理由としては、工学専攻として入学した1年生の多くが、工学専攻として学習しなければならない理論の多さに圧倒され、「物作り」ができる時点に辿り着く前に専攻を変えてしまうことが多いということがあります。確かに僕も高校で進路を本格的に考える前は、工学部(Engineering)では4年間ずっと物作りの実習ををしたり、機械の使い方・回路の作り方などを学ぶと思っていました。実際のところ(日本でも同様ですが)大学の工学部の授業のほとんどは理論で、実習系の授業より数学や物理関係の授業が圧倒的に多いです。僕は工学などで使われている数式などの物理的・数学的背景が好きですが、手を動かして物作りをしたいタイプの工学専攻の学生にとっては、DTCで実際デザインをすることによってEngineeringを続けるモチベーションを保つことができるシステムになっています。

DTCは主にプロジェクト中心の授業で、各セクション(クラス)の16人が4チームに別れて、チームごとで提示された問題の解決策を考えます。毎週3回授業があり、月曜日にデザイン思考などについての講義があり、他の2回はセクションごとに集まり、セクションの教授の講義を受けたり、商品のデザインについてアドバイスを受けながら作業する自由時間が設けられています。プロジェクト中心の授業である故に、講義と言っても一方的な講義ではなく、教授が実質「TA」として各グループにアドバイスをする仕組みになっています。各セクションごとに教授2人がいますが、必ず工学部の教授1人と文学部(英語学科)の教授1人の組み合わせになっています。これは、デザインの工学的、物理的な側面だけではなく、デザインの伝え方も学習するからです。良く理系の人は理系の知識や技術的な話題を理系を専門としていない人に伝えることができないと言われますが、まさにこのような事態が将来起こらないように、文章の書き方なども学んでいます。

またプロジェクトとは別に、製図などの課題も出されます。製図自体は授業ではあまり扱われませんが、授業のホームページに講義動画が載っていて、毎週それを見て製図をする宿題が出されます。製図の宿題は意外と大変ですが、最近数学の授業などで図やグラフの概形を書いているときに「お、なんか綺麗になったぞ?」と感じることが時々あります(笑)。

COMP_SCI 111: Fundamentals of Computer Programming

どの大学に行っても人気なComputer Science(計算機科学)専攻の為に必要な科目の一番最初の授業です。Computer Scienceというと、「コンピュータの科学だからプログラミングの授業かな?」と思う人が多いですが、実はComputer Scienceではプログラミング自体より、プログラミングで使う関数などが動く理由を学びます。

簡単な例を挙げると、入力値の階乗(factorial)を出力する関数を考えます。中学校で学ぶと思いますが、例えば5の階乗(5!)を求めよ、と言われたら、まず5を書いて、その次に4, 3, 2, 1, (0)を掛けると思います。数学で何度も出てくるのでそこまで深く考えずに回答することができると思いますが、どのような規則に基づいて5! = 120という数字が出てきたを考えてみます。まず5を書くと思いますが、5は0ではないので5の1つ下の数、すなわち5-1=4を5の後に掛け算します。これを何回か繰り返すと、5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1にたどり着いて、1-1=0に辿り着きます。このとき、0! = 1と言う定義があるので、5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 \times 0! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 \times 1と計算し、120と求まります。今説明したのはRecursion(再帰)と言う概念で、様々な関数で使われています。ここでは実は入力値n>0ならば、n(n-1)の階乗を掛けて、n=0ならば1を返す、と言うrecursive procedureを実行していた訳です。すなわち、もしもn>0ならば、もう一度階乗というprocedureを、今回は入力値をn-1として実行して、n=0を見るまで続ける、と言う規則のもとで計算していたと言うことです。日本の高校数学などで漸化式が出てくると思いますが、個人的にrecursionを習ったときは漸化式を思い出しました。

やはりプログラムの裏にある論理を理解するのは簡単ではありませんが、Computer Scienceは理解できればとても感動的で興味深い分野であると思います。

GEN_MUS/CONDUCT 374: Band Organizations

ノースウエスタン大学に進学すること決めた理由として、研究活動が盛んに行われている総合大学である一方、アーツ系も充実していると言う点があります。これは「授業」ではなく、吹奏楽部的な組織ですが、音楽を専門にしている教授のもとで練習を行います。吹奏楽団は音楽専攻(Bienen School of Music)の学生と、音楽専攻以外の学生用の2つの組織に別れています。毎学期、学期の2週目にオーディションがあり、オーディションの結果によって入団やパートが決まります。

工学部なので理数系の授業が多く、現在履修している授業の中では独創的な表現を要する科目は少ないので、週2回の練習をいつも楽しみにしています。僕は昔吹奏楽部に所属していましたが、日本とアメリカのやり方が微妙に違うという点が興味深かったです。例えば、僕が日本で所属していた吹奏楽部は基礎重視で、新しい楽譜を合奏で練習する前にパート練習をまず行うことが多かったですが、ここでは初見の楽譜でもいきなり合奏練習から入り、読みながら慣れるというアプローチが取られています。

Concert Bandは一応0.5単位として扱われていて、最後の発表が終わった後評価が付きます。発表はまだ1週間後なので成績の付け方の厳しさについては何も知りませんが、Concert Bandは何回も「履修」することができ、Music Minorにも使えるのでかなりメリットの多い「授業」となっています。

授業紹介!

ノースウエスタンは四学期制の学校なので、1年3学期(夏は基本的には夏休みだけど、お金を払えば授業をとることもできます!)、1学期10週間+期末試験の一週間、というスケジュールです。その上、ノースウエスタンのワインバーグ大学(College of Arts and Sciences)は特別なReading Weekというシステムも導入しているため、私は一学期実質9週間の授業と、1週間の勉強期間、そして期末試験が最後にある、というスケジュールです。一学期につき授業を四つとる、というが基本です。それでは、私の秋学期と冬学期の授業紹介です!

秋学期!

English-105-6: First Year Seminar: How to Become an Expert in Roughly 10 Weeks

ワインバーグでは、”First Year Seminar” というWritingの授業があって、ワインバーグの大学一年生は全員このような授業を二つ、二学期に分けて受けます。でもFirst Year Seminarは様々な種類があって、抽選みたいな感じで、どのセミナーを受けるか決まります。(興味がある方は、このリンクを!今年の春学期のセミナーの一覧表です)How to Become a …はセミナーの中でも結構特化している授業で、先生がなにかについて教える、という形ではなく、自分で何についての”専門家”になりたいかを決めて、それについて10週間リサーチをし、最終的に10ページのエッセイを書くという感じです。教授はリサーチの手伝いや、エッセイを見直してくれる、という感じでした。ちなみに私はパラリンピックのクラス分けについて書きましたが、他のクラスメイトは地球温暖化だったり子供へのSNSの影響などの”専門家”になっていました。自分の好きなことに集中できる、というのが私はとても気に入りました。しかもその上、他のクラスメイトたちの発表なども聞けるので、色々なことを学べてとても楽しかったです。

Art History 340-2: Baroque Art: Rembrandt

WeinbergにはDistribution Requirements,という、自分の専攻以外にも取らなければいけない授業の種類があって、その中の一つに歴史に関する授業を二つ取らないといけない、というのがあります。しかし私は歴史がとても苦手で嫌いなため、どうすればこの条件を歴史を取らずに達成できるか、を色々考えた結果、二つの授業のうちの一つはAP World Historyの単位がカウントされるので、私は実質一つだけ取ればいい、というのに気づきました。その上で美術史にもそこそこ興味があったので、この授業を受けることにしました。しかし私は美術史の授業は以前に受けたことがなかったので難しくないかな、と少し心配でしたが、教授の方がとてもやさしく、授業も一般的な美術史ではなく、レンブラント、という一人の画家に特化した授業だったのでとても面白かったです。試験などは一切なく、全てエッセイだったのもとても助かりました。笑。

Chemistry 212-1: Organic Chemistry

どの大学に行っても一番難しい授業としてよくあげられている有機化学。基本的には大学二年生の年にとる授業なのですが、APの単位を持っている場合は一年生に取れるので、化学専攻の私は今年取ることにしました。授業自体はそこまで難しくはなかったのですが、ラボの授業がひどかったです。有機化学はラボの授業(Chemistry 232-1: Organic Chemistry Lab) を同時期に受けないといけない決まりなのです。毎週金曜日の14時から18時まで四時間もラボにこもって実験をして、その結果をレポートとして翌週に提出する、という授業なのですが、これが想像以上につらい。。。

Math 230-1: Multivariable Calculus

化学専攻の必須授業は化学の授業以外に必要な数学、生物学、物理学の授業があって、数学は220-1と220-2の授業も必要なのですが、AP Calculusの単位でこの二つはカバーされたので、私は多変数微分積分学から始めることになりました。授業はいたって普通で、難しいと思ったところも、簡単だと思ったところもあった、という感じです。専攻に必要でなければ取らなかった授業ですが、そこそこ楽しめた授業でした。

冬学期!

Chemistry 212-1: Organic Chemistry

秋学期の有機化学の続きですね。授業はよりハイペースになって、一度遅れたらもう終わり、みたいな感じです。ラボも秋学期より難しくなりました。。。でも来学期はラボがないので今学期で最後!という思いで毎週実験室に向かっています。せめてなんとかそこそこの成績を保てますように!!!

Math 230-2: Multivariable Calculus

これもまた秋学期の続きですね。専攻のために必要な授業なので受けています。難しさは前学期と変わらず、という感じです。授業の構成(中間試験二つ、期末試験一つ)も変わっていません。しいていうなら宿題が少しめんどくさいです。笑。

Psychology 110: Introduction to Psychology

心理学の授業です!元々心理学のマイナーをやろうか考えていたんですが、今は統計学とのダブルメジャーを考えているので、この授業はDistribution Requirementsを達成するためにとっている感じです。(理由はまた別の投稿で)授業自体はとても楽しく、心理学に関する基本的なことをたくさん学べる授業です。中間試験が三つ、期末試験はなし、という構成の上、試験は全部マーク式なので、有機化学などと比べると簡単とも言えますが、試験に出る問題の3割くらいは教授が授業で話したことなので、いい成績を取りたいなら出席は必須、という点もあります。

Sociology 110: Introduction to Sociology

他の大学に通っている友達が社会学の専攻を考えている、と聞き、私も興味を持った上、この授業と心理学の授業で “Social Sciences” の Distribution Requirement を達成できるため、この授業を選びました。授業はとても面白く、社会に関する様々なことが学べます。試験は中間試験が二つしかないので、私が今学期とっている授業のなかで一番楽です。笑。でも一番楽しめている授業でもあります。他の大学に行っている友達も全員 Introduction to Sociology は楽しいと言っているので、アメリカの大学へ進学する人たちには是非おすすめしたい授業です。

さて、大学が思った以上に忙しく、前回の投稿からだいぶ時間が経ってしまいましたが、私の自己紹介の記事の最後にあったクイズの回答は

「海軍」でした!背景の色でわかった方もいたかな?NCIS は Naval Criminal Investigative Serviceの略で、海軍は英語で Navy となります。ちなみに誤答チョイスの陸軍は Army、空軍は Air Force です。

今回のクイズ!

今回のクイズは私が好きなフィギュアスケートから。2月4日から2月9日にかけて行われていた四大陸選手権。男子シングルと女子シングルでは羽生結弦選手と紀平梨花選手が優勝しニュースにもなりました。ちなみに羽生選手はこの大会を優勝したことによって「スーパースラム」を達成致しました。スーパースラムというのはフィギュアスケートのジュニア、シニア両方の主要大会 (ジュニアGPF、ジュニア世界選手権、GPF、四大陸、世界選手権、オリンピック)を全て優勝することです。紀平選手は男子シングル、女子シングルを通して四大陸選手権初の連覇を飾りました。ここで問題です!今年の四大陸選手権は韓国の首都で行われていましたが、韓国の首都の英語の綴りは次のうちどれでしょう?

A) Soul

B) Sole

C) Seoul

D) Soeul

Year 1:秋・冬学期授業紹介(海の民)

お久しぶりです。来週中間試験が迫っているのでふとブログを書こうと思い立ちました。海の民です。今日は、縄文人とチキンを真似て私が秋学期とった授業と冬学期取っている授業について書いていこうと思います。

この前見つけた江戸のパノラマ写真です。記事には関係ありません。なんか寂しかったので。

2020年秋学期

Math 220-1 Single Variable Differential Calculus: 機械工学で必須の4つの数学単位のうち、一番最初のクラスです。内容はコース名の通り、単一変数微分です。あまり特筆すること無いですね。

GEN_ENG205-1 Engineering Analysis I: 工学部の生徒はおそらく全員とるクラスです。EA1ではMatlabと言うプログラムを使い、コーディングと線形代数を学びます。なかなか難しかったです。

Chemistry 151/161: 機械工学で必須の3つの理科単位のうちの一つです。化学です。あんまり書くことがありません。

History 360 Tudor and Stuart Britain: イギリスの歴史のクラスで、ヘンリー八世の治世から始まり、チャールズ二世の治世で終わります。ヘンリー八世が妻と離婚するためにわざわざ新しい教会を作ったり、エリザベス一世がスペインの大艦隊の侵略を防いだり、各世代の王や女王たちが宮殿で「お気に入り」達とあんなことやこんなことをしたり、イギリスを議会ごと爆破しようとしたテロが未然に防がれたり、議会が王(チャールズ一世)と戦い、イギリスが絶対君主制から議会君主制へと移行したりと、波乱万丈のイギリス史を学べます。教授もとても面白い人で、最後の授業の日は60人くらいのクラスの前で歌ってくれました。

エリザベス一世

2020年冬学期

Math 220-2 Single Variable Integral Calculus: 全学期とった220-1の続きです。名前の通り、単一変数積分です。以上です。

GEN_ENG 205-2 Engineering Analysis II: こちらも全学期のEA1の続きですね。ただ、名前は同じでも内容はかなり違っていて、今学期は物理、そしてまたMatlabです。線形代数と違い、物理はある程度高校で学ぶ内容と近いので、頭が真っ白になると言うような経験はありませんでした。これもおそらく工学部は全員取らなくてはならない授業です。

DSGN-106 Design Thinking and Communications: これぞまさにエンジニアリング、と言う感じの授業です。この授業は、実際の社会では工学系のプロジェクトはどう遂行されるのか、そしてエンジニアとして働くにはどんなスキルが必要なのか、といったことに焦点を当てています。具体的には四人一組のチームに分けられ、実際のクライエント(私の場合はシカゴのSherly Ryan AbilityLab という病院で働く医学療法師の方)を割り当てられ、その人が必要としているような物を作り上げる、という内容になっています。プロジェクトを進めていきながら、エンジニアに必要な知識(設計図の描き方、特許の取り方、工業規則・基準、等々)やスキル(物作りに必要な道具の使い方など)を学びます。これも、ほとんどの工学部の学生は取らなくてはならない授業です。日本の大学や、アメリカの他の大学でも、一年生からここまで実践的なことを学ぶ授業というのは珍しいのでは無いでしょうか。

試作品の一つ

HISTORY 345-2 History of Russia, 1700–1917: また歴史のクラスです。歴史第二専攻なので当然ですね。名前の通り、ロシア史です。ピョートル一世によるロシアの大改革、ヨーロッパ文化と制度の取り入れから始まり、1861年の農奴解放、第一次世界大戦を経て1917年のロシア革命で終わります。このクラスは、前学期のイギリス史よりもかなり小さい(15人くらい)です。ロシア史もまた盛りだくさんで面白いのですが、教授は来年定年退職する、という話を聞いたので、残念ながらこれを読んでくれている皆さんがもしノースウェスターンに来てもこの授業は取れないかもしれません。

CRDV 301: Introduction to Career Development: 0単位の、週1回1時間のキャリアー関係のクラスです。McCormick(工学部)のキャリアアドバイザーが、履歴書の書き方、仕事やインターンシップの探し方、インタビューの基本、そして採用側の裏話など、将来役立つことを教えてくれます。まあとって損はないんじゃ無いんでしょうか。

冬学期授業紹介

お久しぶりです。セメスター制のノースウェスタンでは冬休み明けから新学期が始まったので、私がこの期間中受講している授業を紹介します!

Islamophobia:10人程度のセミナー。イスラム教徒に対する偏見がどのようにして作られているかを人種、公共政策、キリスト教の影響、西欧中心主義などの観点から分析します。リーディングがベースですが、クラスではディスカッションが中心。Edward SaidのOrientalismを読んで西欧がどのように東洋という観念を作り上げ、さらに西欧国家の利権を拡大するために利用したかなどを理解した時は自分の視点が文字通り覆されるのを感じました。宗教のクラスに分類されます。
Making the Modern Middle East:Middle East and North Africa Studiesのクラスで、40人規模。リーディングを元に、「中東」とはそもそも何を指しているのか、どのようにして作られたコンセプトなのか、といった質問に対して政治体制、西洋文明との関わり、民衆運動などの観点から向き合います。リーディングを元にレクチャーを受ける形式なのですが、生徒と教授の距離が近く質問しやすい環境です。
Political Economy of Development:3、4年生の多い発展レベルの政治学の授業。授業ごとに2つリーディングが課されるのですが、発展政治学の礎と言える政治理論を読みこなしてもまだ教授の投げかける質問が鋭いため、事前準備に一番時間をかけている授業です。とにかく知識豊富な教授で、毎回リーディング課題の読みの深さに唸らされます。
Ethical Issues and Public Problems:80人規模の哲学の授業。フェミニズム、環境問題、言論の自由など多岐にわたる社会問題を哲学の理論を用いながら議論する形式です。カバーする問題があまりに大きいことに加え、レクチャー形式なので思ったほど深く突っ込めていない感じが正直今一つ満足しきれていません。
アラビア語:言語は継続が鍵!ということで前学期に引き続いての受講。授業ではスタンダード(MSA)を習うのですが、実際に中東で使われるのは方言なので夏休み中のレバノン留学を狙っています。

お気づきの方も多いかと思いますが、授業によって規模や形式は全く違いますし、自分で選ぶことができます!総合大学=大規模レクチャー形式で教授と話せないという固定概念に惑わされないでください!私の場合、今学期は一貫したテーマ性を持たせたのでリーディングが被ったりクラスを跨いで理論に応用が利くことがあるのですが、授業形式が異なるお陰でアウトプットが異なり、興味深いです。規模や形式のみならず、授業の内容もバリエーション豊かで1つ1つ絞られたテーマがあるのは総合大学の魅力だと思います。ではでは、今回はこの辺で。