IBをやっている皆さん、こんにちは。海の民です。このブログの筆者には、私を含めて3人、IB経験者がいます。アメリカの大学では、IBの経験者は少数派で、ウェブサイトなどにもあまりピンポイントな情報が載っていなかったりします。そこで、今日はIBの成績がどれだけ大学の単位に変換できるのかについて書いていこうと思います。
McCormick(工学部)の場合
私の専攻、機械工学では、IBのスコアはBasic Requirement(基礎科目)とElectives(選択科目)にのみ、単位をもらえます。基礎科目とは、要は数学です。しかし、やはり学力を重視するノースウェスタンなので、数学の単数微分積分(Math 220-1, 220-2)の単位をもらうには、IB Math HLの6以上が必要です(鬼畜ですね、私はHL5で何ももらえませんでした)。また、機械工学では数学の他に物理(Physics 135)を取る必要があるのですが、HL Physicsでいくらいい成績を取っても免除されません。え、なんで、と思いますよね。残念ながらIB Physicsは微分積分を使わないため、Physics 135の単位はもらえないんです。ひどいですよね。IB ChemはSLだったので知りません(すみません)。
ただ助かるのは、Electivesの単位はちゃんともらえることですね。機械工学では12の選択科目の単位が必要なのですが、HLのスコア6以上であればまあ単位はもらえます。例えば、私はHistory HLで6をとったため、歴史の2単位もらいました。Physics HLでもらった2.66単位(2授業と2実験)も、おそらく自由選択には使えるのだと思います(まあ正直あまり役に立ちませんが)。
まとめると、McCormickでは、基本的には基礎科目(主に数学)や、専攻とは関係のない文系のHLの科目では、IBの成績によってはちゃんと単位がもらえます。ですが、物理のように、科目によってはどんなにいい成績でも、必須単位の免除には繋がらないこともあります。まあどちらにしても、良いスコアをとっておいて損する事はないので、全力で頑張ってください。
Weinbergの場合(じょうもん)
Weinbergの場合、Distribution Requirements(12科目)と各専攻ごとの必須科目(専攻によって必要取得科目数は異なりますが)を合わせてもWeinbergを卒業するのに必要な単位数には足りない場合がほとんどだと思われます。特に日本人の場合、Language Requirementsを日本語でクリアできてしまうので、その分の6単位は必然的に浮くことになります。そうするとIBの単位が例え専攻等に関係なくても、必要取得単位数を埋めるために使えるのでとても便利です。例を挙げると、イタリア語という何も需要がないと思われていた単位もカウントしてもらえたため、余裕が出て1学期分の授業数を少なくすることができたり、インターンをしたり、留学したりといったことが可能になってきます。IBの点数をとっておくに越したことはないですね。通常はどの科目でも5以上から単位として認められることが多く、場合によっては7だと2単位相当になることもあるので、最終試験まで頑張ってください!
逆にWeinbergでも、専攻の必須科目で必要な単位数を減らす事はできません。例えば、私はせっかくHistory HLで6を取って2単位もらったのに、残念なことに歴史専攻にこの単位は使えませんでした。なので、結局必須の12単位全て取らないといけません。まあ歴史は好きなのでいいんですが。
結論
IBは、苦労の割に利益がAPの学生と比べて少ないです。アメリカの大学なので仕方ないかもしれませんが、APは一年取ればいいだけで、しかもEEやCAS、TOKなどをやらなくてもいいのに対し、IBの場合はHLでなくてはならない上に、基本的に5か6以上のスコアを取らないといけません。ですが、希望はあります。私は知らなくてやらなかったのですが、なんでも世の中にはAP Examだけを取って単位をもらった輩(辛チキン)がいるそうです。IBで2年間ずっと学んだ科目ならば、SLだろうとスコア5以下だろうと、気合いとちょっとの自己学習でおそらくAPで単位を取れるんじゃないでしょうか。もともと高校から一つも単位を持ち越さなくても4年で卒業できるように制度が成り立っているので、1単位ももらえなくても支障はありませんが、単位が最初からあれば大学での自由度が上がります。それでは皆さん、IB頑張ってください!





