Mathematical Methods in the Social Sciences

お久しぶりです!Weinberg College 一年生のGnocchiです。

今回はNorthwestern独特のプログラムの一つである、Mathematical Methods in the Social Sciences (MMSS) について紹介していこうと思います。

MMSSとは?

MMSSは一言で言えば「高度な数学的アプローチで社会科学に取り組む」専攻です。

社会科学分野において理数的な能力がより一層重要になる現代に対し、文系理系の垣根を超えた人材を育てるというのが目的とのことです。(Program Overview

僕は日本の文理選択が嫌で海外に出ることを決意したようなものなので、interdisciplinaryなこの専攻はまさに僕の興味にドストライクでした。正直Northwesternを受験・進学する決め手となったといっても過言ではありません。(進学時点ではMMSSに合格できるかは未知でしたが、、笑)

合格通知書には”To our knowledge, there is no other undergraduate program in the nation that matches the scope, advanced level or degree of integration of social sciences and mathematics.” と書かれていて、アメリカの大学の中でも特にユニークなプログラムのようです。

カリキュラム

MMSS専攻に必要な授業は、以下の五つの一年間Sequence coursesです。

[Math285] Linear Algebra + Multivariable Calculus (線形代数と多変数微積分)

[Math385] Statistics + Econometrics (統計学と計量経済学)

[MMSS211] Microeconomics + Game Theory + Mathematical Models in Political Science 

(ミクロ経済学・ゲーム理論・政治学における数理モデル)

[MMSS300,311] Advanced math models for various social science disciplines

(社会科学における多面的な応用数理モデル)

[MMSS398] Senior Thesis(卒論)

実はこれらのクラスは一応通常のMath MajorやEconomics Majorでも同じような授業が開講されています。しかしMMSS生用の授業をわざわざ別で設けることで、数学と社会科学の融合に注力した独特なアプローチをとっているとのことです。実際に今後授業を受けていく中で、どのようにユニークなのかこのブログで発信できればと思います。

また、MMSSは正確にはAdjunct Major なので、何か他にメインの専攻を決める必要があります。経済学専攻を選ぶ人が多いようですが、Political Science, History, Sociology, Psychology,等、選択は自分の興味次第です。先輩の中にはそんな専攻とも組み合わせられるの?!というようなことをしている人もいます。ちなみに僕は、EconomicsとMathematicsとのTriple Major を目指そうと思っています。

MMSSの強み・卒業後の進路

MMSSのwebsiteに具体的な就職先が載っているので細かいことは省略しますが、全体的に金融・コンサルが多い印象です。やはり数学力の強い上に応用力も強い人材ということがNorthwesternのお墨付きなので、アメリカの中では特に市場価値が高くなるようです。また大手の企業もこの専攻の卒業生を対象に特別なリクルートを行うこともあるみたいで、大学の名前の強さがより際立つ専攻と言えると思います。ですが、個人的には経済学で大学院進学を目指す人にも非常に有用な専攻だと思います。高度な数学的アプローチを用いた卒論テーマをMMSSのアドバイザーの元で取り組むことができるので、数学力が必要条件ともいえる経済学博士課程進学にはまさにうってつけと言えるからです。さらにこの卒論はNorthwesternの経済学修士課程用として扱うこともできるらしいので、MA/BA Combined Degreeがとても簡単にできてしまいます。(実際に僕自身授業を頑張って取り進めれば、4年間でTriple Major BA + Economics MA を修了できそうです笑)

自分の興味に合った分野を学部以降に深掘りしたい人でも大手の会社に入りたい人でも、MMSSを通して得られる汎用的な数学的応用力は強力な武器になるのではないでしょうか。

Admissionについて

残念ながら、MMSSはNorthwesternに合格したからといって誰でも専攻できるわけではありません。通常のundergraduate admissionとは別のapplicationを大学合格後に提出する必要があり、競争率の高いことで知られています。

選考はfirst-year entry用とsophomore entry用で分かれており、それぞれ締め切りが3月1日と4月1日となっています。First-year entryは、Early Decisionで合格しNorthwesternに通うことが決定している人が主に対象で、Regular Decisionで合格した僕のような人は、一年生の春に応募し、合格すれば二年生からカリキュラムを進めていくことになります。

ここで実際に選考を通過した身としてのアドバイスなのですが、明らかにfirst-year entryの方が倍率が低く、入るのが楽です。websiteには、First-year entry・sophomore entryそれぞれから30名程度合格と書かれていますが、実はsophomore entryで合格を貰えるのは片手で数えられるぐらいです。各学年大抵約35人がこの選考に在籍するように調整されており、僕の学年ではfirst year entryで入った生徒の数が既に40弱だったので、sophomore entryは受験者40人弱に対し3人ほどしか受かっていません。かなり酷ですね。ただ受からなくてもほとんど同じ授業が取れるので、結局MMSSよりもKellogg Certificate Program (詳細は今後) の方が就職の上では価値があるという意見もよく聞きます。実際MMSSに入っている人はほぼ全員Kellogg のプログラムも取るみたいです。

というわけで、今回はMMSSの紹介でした。数学が得意だけれど、文系分野に興味があるという方には本当にオススメの専攻です。Liberal Artsの強みである「多面的な学び」を保ちつつ、弱みである「専門性の薄さ」を解決してくれるというまさにNorthwesternの特色全開なプログラムです。

興味のある方は是非NorthwesternのEDを検討してみてください。

ここまで読んで下さりありがとうございました〜!

以下大学側のMMSSのwebsiteのリンクを貼っておきます。

https://mmss.northwestern.edu/index.html