Protests and Pop Culture in the Middle East 中東でのデモ活動とポップカルチャーの相互作用をアカデミックに分析する授業。まずはポップカルチャーとはそもそも何か、という話から始まります。文献を読む→写真・SNS・メディア・音楽・映画・ストリートアートなどに応用→デモのどのような側面が見えるか考察する、が大まかな流れ。例を挙げると、「アラブの春の際、エジプト人にとって、権力が求心力の落ちた政府から人々へと移行していることの象徴がストリートアートだった。なぜなら、ストリートアートが街中に見受けられるようになることは、政府が公共の場へのコントロールを失いつつあることと同義であるからだ」という趣旨の文献を読み、それを授業中に写真等を見ながら「このアートはアラビア語を含む。それがSNS等で拡散されることによって、アラブの春運動全体を支持し、他のアラブ諸国の独裁政権まで批判する作用があるのではないか」などと議論する感じです。デモとポップカルチャーという一見不思議な組み合わせですが、文献だけでも今まで考えたことのなかったような視点を得ることができ、それ以降デモの写真等を見る時はこの授業で考えたことが反映されるようになりました。 教授が生徒思いのとても親切な方で、最終試験等の成績に占める割合が大幅に減り、代わりに毎週文献を読んで意見を投稿する掲示板が評価の対象になりました。自分が好きな時間に課題に取り組める他、最終試験よりもプレッシャーが軽減されたのでとても助かりました。
Politics of the Middle East またまた中東関連です。これは上の授業より抽象度を上げ、アラブ諸国の近代歴史を振り返りつつ資本主義や植民地化等が現代の中東情勢にもたらした影響を考察しました。教授が中東研究、特にシリア情勢において大変権威のある方で、説明もすごく分かりやすかったです。とても人気な授業なので100人越えで、私は今学期にこの授業を取るために政治専攻をDeclareし履修登録のアドバンテージを得た程です笑。週に二回の録画された授業とは別にオンラインのディスカッションが週に一度あり、リーディングも割と多めでした。でもその分中東に関する知識は広く深く得られること間違いなしです(バーレーンの近代化政策やリビアの地域政治についてなんて普段深く習わないじゃないですか!)
Introduction to International Relations 全て録画された授業で、週に一度のディスカッションも任意参加!1週間ごとに決められたテーマで国際関係論とそれに関連した歴史を聴講します。1000文字以下の小論文を合計5つ提出したら課題完了、なんてやさしい!ちなみに学ぶ国際関係論は政治論の中でも代表的なRealism、Constitutionalism、Proletarianismなどなど。政治を学ぶ際には繰り返しと言っていいほど登場する理論なので、重宝する授業だと思います。
Law in the Political Arena こちらも録画された授業を聞き、週に一度ディスカッションに参加する形式。アメリカの法律や憲法が国家政策に及ぼす影響や、さらにそれによる国民やアイデンティティへの作用を学ぶ授業。リーディングが割と多く、アメリカで育ったことのない私に取っては馴染みのない法制や単語が沢山出てきて意外と苦労しました。歴史上の裁判ケースと共に授業が進み、アメリカ国政の進展を学ぶことができた点が興味深かったです。
CAPS(Counseling And Psychological Services) 学業面等のストレスが特に多い大学において必須のカウンセリングサービス。心理カウンセラーが常勤していて、アフリカ系やアジア系、男性か女性かなどを指定することができます。。季節性の鬱に対応するためのライトセラピーも対応可能です。一度どんな感じなのか試してみようと思ったのですが、予約が何日か先まで埋まっていることも珍しくなく、大変そうなので断念。サイトは中毒患者かどうかを診断してくれるテストがあったり、メッセージだけでも送れるサービスがあったりと充実しています。
International Students 留学生向けのオリエンテーションや、月に2回ほどあるFikaという留学生向けのトークイベントを行ってくれるところ。オフィスのTさんが優しくて、仲良くなっておくとインターン等留学生特別な情報が手に入ったり自分の出身高校の評判が上がって後輩が入りやすくなったりするので是非(笑)。
CARE (Center for Awareness, Response and Education) CAPSと少しリンクしているのですが、こちらは性暴力やハラスメントに特化したカウンセリング。個人面談だけでなく、名前にもあるとおり性関連のワークショップなどにも力を入れています。
The Garage SPACという北ジムの二階にある、起業に興味がある学生向けのスペース。アイデアを実際に形にできる環境が整っており、3Dプリンターからミーティングルームから撮影ブースまで自由に使えます。正式にGarageの住民になるには自分のビジネスプランを提示しなければならないのですが、チャレンジ精神があれば大歓迎という雰囲気で、イベントやミートアップイベント等に参加できる特典がつくのでお勧めです!コーヒーが無料で飲める&空いてる&コンセント使い放題なのでフラっと勉強するのにも良い環境です。
Block Museum ノリスの南にある大学所有の美術館で、期間ごとに展示が変わります。私が行った時はトルコ、イラン、インドの近代美術のコレクションが展示されていたのですが、キャンパスの中にアートに触れられる場所は多くないので良い気分転換になりました。普段はニューヨークに展示されているとのことで、結構レア。意外と一般のお客さんも訪れているので、無料で何回でも行ける学生はラッキーです。平日の夜などは映画の公開も頻繁に行われています。ここで働くのも気が休まって楽しそう。
NU Help/Via/バス 治安に気をつかっているさすがのアメリカ大学、キャンパス内の至る所に非常用ボタンがあり、押すと大学お囲いの警察が駆けつけてくれます。ちなみに新入生は全員、大学に銃を持った人が入ってきたらどうするか、という避難訓練動画を見せられます。日本で過ごしていると非現実的すぎて笑ってしまいますが、それだけ気を抜いてはいられないということですね。その延長で、大学と契約しているキャンパス内タクシーサービスもあり、夜は無料で呼ぶことができます。私は個人的に危険だと感じたことはありませんが、パーティーから夜遅くに帰る人などを見ているとやはり使えるものは使うという意識で間違いはないのかなという印象を受けます。キャンパス内にはバスも走っているため、それもうまく活用すれば寝坊しても授業に間に合わせることができたり、無料でシカゴに行けたり。日によっては近郊のショッピングセンターに送迎バスが回ったり、大雪天候時専用のバスが出たりします。
・Islamophobia:10人程度のセミナー。イスラム教徒に対する偏見がどのようにして作られているかを人種、公共政策、キリスト教の影響、西欧中心主義などの観点から分析します。リーディングがベースですが、クラスではディスカッションが中心。Edward SaidのOrientalismを読んで西欧がどのように東洋という観念を作り上げ、さらに西欧国家の利権を拡大するために利用したかなどを理解した時は自分の視点が文字通り覆されるのを感じました。宗教のクラスに分類されます。 ・Making the Modern Middle East:Middle East and North Africa Studiesのクラスで、40人規模。リーディングを元に、「中東」とはそもそも何を指しているのか、どのようにして作られたコンセプトなのか、といった質問に対して政治体制、西洋文明との関わり、民衆運動などの観点から向き合います。リーディングを元にレクチャーを受ける形式なのですが、生徒と教授の距離が近く質問しやすい環境です。 ・Political Economy of Development:3、4年生の多い発展レベルの政治学の授業。授業ごとに2つリーディングが課されるのですが、発展政治学の礎と言える政治理論を読みこなしてもまだ教授の投げかける質問が鋭いため、事前準備に一番時間をかけている授業です。とにかく知識豊富な教授で、毎回リーディング課題の読みの深さに唸らされます。 ・Ethical Issues and Public Problems:80人規模の哲学の授業。フェミニズム、環境問題、言論の自由など多岐にわたる社会問題を哲学の理論を用いながら議論する形式です。カバーする問題があまりに大きいことに加え、レクチャー形式なので思ったほど深く突っ込めていない感じが正直今一つ満足しきれていません。 ・アラビア語:言語は継続が鍵!ということで前学期に引き続いての受講。授業ではスタンダード(MSA)を習うのですが、実際に中東で使われるのは方言なので夏休み中のレバノン留学を狙っています。